みんなの当たり前は当たり前じゃない
衝撃的な題名で思わず二度見した本。
書店に行くと必ず目にしており、
気になったので読んでみました。
読んでみると想像以上に深い内容で、
「心とカラダが深くつながっている」
ということが作者自身の実体験に基づいて鮮明に描かれていました。
人が当たり前だと思ってることが
ある人にとってはとんでもなく大きな問題であるということ。
良かれて思って言った言葉が人を深く傷つけることもあるということ。
世間一般的には当たり前だと思われていることが作者にとっては当たり前ではない。
とても大きな問題で、長年苦しめられ、様々な身体の異変も生じた。
そんなことがこの本には書かれていました。
人の気持ちも自分の気持ちも分からない
もちろん周りは悪気があって言った言葉じゃないかもしれません。
でも、その人のことが分かったかのように
人に意見するのはやはりいただけないなぁと改めてこの本を読んで思いました。
だって、自分でさえ
自分の本当の気持ちに気づいていない
ことがたくさんあるのに、
なんで人の気持ちが分かるんだろう。
数年一緒にいるからといって、その人が何十年も生きてきた歴史が分かるわけない。
その人のすべての場面をあなたの「目」で見たわけじゃないから。
それなのに
「わたしは彼女のことをすべて分かってる」
なんて人間は言っちゃったりするわけだ。
これ、わたしもまだまだやらかします。
なんとなーくですが、
「分かりたい君」と「分かってちゃん」がいそうな気配・・・
分かっているていで話をするのではなく、
「相手の気持ちは分からない」という前提をひっさげて話をすることで、
本当に理解しあうための歩み寄りがはじまるのではないでしょうか。
何も決めつけず、良い悪いの判断をせず、ただただ歩み寄る。
最近はそんな人といるととても穏やかな気持ちになれるし、
自分の声が聞きやすくなるなぁと感じています。
自分の心の声、きいていますか?
本の中の一文。
『私の声、届くだろうか。』
なんだかとても心に刺さりました。
誰かと話す時、いつも心の奥底で思ってることなのかもしれません。
そして、わたしの心の奥底が、わたしに向かって言ってる言葉なのかもしれません。
『ねぇ、ねぇ。わたしの声、届いてる?』って。
誰にもわかってもらえなくてもいい。
でも、自分自身に分かってもらえないことが
カラダは一番こたえるのではないのでしょうか。
その結果が、いろんな症状として出てくるのではないでしょうか?
そして、その症状が
作者の場合は夫のちんぽが入らなかったり、手足の腫れだった。
わたしの場合は湿疹だった。
・・・かもしれません。
自分の気持ちに寄り添うこと。
自分の心の声をきくこと。
これを続ければ症状は軽くなっていき、
人の気持ちにも寄り添える素敵な人間になれるのではないかと思います。
自分の気持ちに向き合う方法
自分の気持ちを理解しようとすることは最初は難しいかもしれません。
そんなときにキネシオロジーは有効だとわたしは感じています。
わたしが行うキネシオロジーのセッションでは
口に出さなくても、頭の中でイメージしていただくだけで調整が可能です。
言いたくないことは無理に言わなくても良いのです。
キネシオロジー以外にも、ヨガや瞑想など
自分と向き合う手法は色々ありますので、
ご自身にあった方法を是非見つけてみてください。
最後に、作者の方の幸せを願って。
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